Profile

管理人

渓 (kei

本籍

福岡県

生年月日

1996年 4月

背格好

自慢じゃないが「大男」!

趣味

バス釣り・ルアー作り・ビリヤード

アングラー歴

25年(’83年〜現在)
しかし・・・途中でビリヤード・ゴルフに明け暮れ
殆どバス釣りから離れていた。

ビルダー歴

12年+a (’83年〜?年・’96〜現在)
’97 11月より本格的に製作に乗り出す。

ホームページ開局

「渓's 倶楽部」 ’98 3月 1日
ドメイン取得 ’98 7月31日

工房オープン ’00 8月 1日


 

思いのままに・・・。

私がハンドメイドルアーを作る理由は単純なもの・・・。
ただ単に自分が投げたいルアーを思い描き形にしているだけのこと。

バス釣りに関してはそれ一途に固執してきた訳では無く
人生の中で最も長く有意義に遊べる趣味としてきた。
単発的にはまった遊びも多くあったが時が来ると面白みに欠けてくる。
しかし、バス釣りは違った。「行きたくなったら行く」・・・そんな感じだった。
手軽に遊べる所が良いのだろうか?
間詰めにふらっと出かけたり、友人に誘われるままに行ったり・・・。

そんな中、市販品のルアーでは面白さに欠けてきた。
市販品のルアーの動きが悪いとか見た目が嫌いとか・・・そんな事ではなく・・・。
要はバスが釣れても充実感が薄い。
とびきりデカイバスが釣れれば別なのかも知れないがアベレージサイズでは満足出来ない。
面白い形のルアーもあれば限りなくリアルなルアーもある。
しかし、どれも感動するに値しない。
ゴムボでフィールドに浮いてルアーを投げる・・・。釣れた・・・。それだけの事。
1つのルアーで幾通りもの動きを演じる事が出来るがどの動きで釣れたら満足するんだろ?
その内、自分が投げたいポイントを見つけてはルアーを漁りにショップに通う・・・。
そんな事を繰り返してる内に何か違う様な気がしてきた。
自分で作った方が手っ取り早いんじゃないか?
思った通りの動きを演じるルアーが作れるんじゃないか?
思い起こせばバス釣りを始めたばかりの頃も作った記憶がある・・・。
そんな気持ちからルアー作りに入り込んで行った。
1つ・・・2つ・・・と、自作のルアーが出来る度に面白さが判ってくる。

自作ルアーでの釣りは想像以上に充実した。
実際に目の前に広がるフィールドに合わせ自分の思い通りのルアーを作るのだから当然だ。
ルアー作りのアイデアのきっかけは常にフィールドから始まる。
ポイントを見据えていると欲しいルアーが頭をよぎる。
「こんなもの」「あんなもの」・・・。
その場で形が思い浮かぶ訳ではないが取り敢えず欲しい物は決まった様なものだ。
家に帰って思い起こしながらジックリ考えるとアイデアはまとまってくる。
車を運転している時であったり風呂に入っている時であったり・・・。
一番多いのは布団の中かな?(笑)

動きの面だけでは無く見ための面でも自作は満足できる。
当たり前の事かも知れないが自分が良いように塗るのだから当然だろう・・・。
1つ1つのルアーにコンセプトがある以上メインになるカラーが生まれてくる。
私の場合は1つのルアーが煮詰まる時に必ずそれに合わせたメインのカラーが思い浮かぶ。
何をモチーフしたかによってカラーが決まっているのだろう。
もちろんそんな中でも渓's の定番のカラーは生まれてくるものだと思っている。
それだけに他には無いカラーを求めてしまうのかもしれない・・・。

今の私のルアー作りとバス釣りに拍車をかけたのはフローターである。
フローターでの釣りを初めてから自作ルアーの意味が大きくなってきた。
それだけ釣りが繊細になったのか?
イヤ・・・違うだろうな。
少なくとも自分の釣りのスタイルが確立したのは確かであるから
欲しいルアーが必然的にまとまって来たのだと思う。

ゲームフィッシングという名の下で楽しむのであれば自作ルアーで釣り上げる事が
本来のゲームフィッシングの醍醐味ではないだろうか。
そうは言っても作る環境がない人達にもおおいに楽しむ方法はある。
「作り手の意図を理解する」
いや、理解しようとしながらそのルアーを使い釣り上げるところに醍醐味がある。
完成されたルアーにはどんなものにも製作の意図があるはずだ。
少なくとも私は、使い手に製作の意図を語りかける様なルアーを作っていきたいと思う。
例え開発に時間がかかろうとも、少量しか作れないとしても「生きた疑似餌(ルアー)」を
作り続けたい・・・。
Aug . 1 . 2000
改 Aug . 29 . 2008